入社2年目にようやく出張(で初海外!)に行かせてもらうことになりました。
お連れしたのは「某超大手メーカーの課長と係長」…
最初に私がしたことは「関西空港ガイドブック」という本を紀伊国屋で購入。
いよいよ出発の日。
いちど会社に寄ってから空港に向かったのですが、ある先輩から「悪いけど、これ持って行ってくれる」と何かわからない物を預かりました。
私:「なんですか?これ」
先輩:「あぁ、気にしなくていいよ。大丈夫なものやから。とにかく持って行って」と言われ、時間もないのでそれをスーツケースに詰め込み出発。
ガイドブックに従って、関空では「チェックイン」「セキュリティ」「出国」・・・と無事通過し搭乗。
ふーッ ・・・・ 汗をフキフキしてたら、あっという間に韓国に着きました(近い)。
到着して入国手続きを行い、最後に税関です。。
「もうここまで来れば大丈夫やろ・・」とタカをくくってました。
荷物をX線に通したとき、税関職員が悲鳴をあげました。。
「何なに?誰?」と思ってたら、その荷物の持ち主は「私」でした。。 (大汗)
何人も税関職員が集まってきて、『ホワッツディス!!!!!!!』と私にX線を見せました。
「コ、コ、コレ は・・・・」
そうです。例の先輩にハンドキャリーを頼まれた商品でした。
見るとそれはまさに「ピストルの弾」みたいなものが写ってます・・・
「うん?・・・いや、ちゃうちゃう!」と言って、落ち着いて先輩から手渡されていたインボイスを見ると、「ドリルの先っちょ」でした。。 紛らわしい!!!!!
時は地下鉄サリン事件で指名手配が世界中に回っていた時でしたので、空港もピリピリ。
そんな中での「ドリルの先っちょ」だったので止められたわけですが、インボイスをもとに説明しても商品は返してくれませんでした。。
やむなく「現地駐在所の職員が後で取に来る・・・」ということで決着がついて空港から出られたわけですが、これが私にとっての「初海外」だった訳です。。
海外こわーい。。